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「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

4 ジグソーパズル

66億6千万ピースのジグソーパズル

 私は。
 何のために産まれて
 何のために生きていくのだろう。

 有史以来。
 ズッと考えて来たんだろうけど。
 でも。
 未だに誰もその答えを教えてくれるものは居ない。
 
 ただ。
 「大きな声」で聞こえてくるのは。
 「幼稚な倫理観」に基づく「観念論」や
 「終末論」を振りかざした「宗教の勧誘」くらいのもの。
 とてもじゃないけれど。
 ・・附いていけない。

 大きく分けて2つ。
 「生きる」ために生きる。
 「死ぬ」ために生きる。
 「生きる」も「死ぬ」も「自然なこと」なのに。
 そこに。
 如何理由を附けてみても、それに何か意味があるのかしら。

 酷く近視眼的。
 「森を見ずに木だけ」どころか、「その枝先」すら見えていない。

 特に。
 「終末論」や「死」を前提に、今の生を精一杯生きる。
 なんて・・酷くナンセンス。

 TVドラマや小説にすれば
 すこおしは泣けるのかも知れないけれど。
 「宗教」なんかで。
 そう言われると・・「お札のインク」しか臭ってこない。

 そして。
 「死ぬ」前にしておかなければならないこと。
 そんなもの。
 在るの・・か?

 「おしっこ」我慢して。
 宿題をする。
 残業をする。
 電話をする。

 そんなこと。
 「おしっこ」してからすりゃ良いじゃないか。
 それだけのこと、だろう?

 「死ぬ」前にしておかなければならないこと。
 そんな。
 「如何でも良い事」を考えてる方々は。
 「おしっこする」前にしておかなければならないこと。
 そんなことも。
 きっと真剣に考えてるに違いない。

 そんな奴等に付き合うのも良いけれど。
 すこおしは。
 自分の頭を使ったら?
 如何でも良いけれど・・膀胱炎になっちゃうよ。

 だから。
 私は考える。
 GWでなくても「うつ」休職だから。
 考える時間は一杯あるし。

 禅の「公案」の参考に「仏教」を少しオサライした。
 「ムスリム」も少し読んだ。
 「ゾロアスター教」「基督教」「ユダヤ教」は、昔、すこおし読んだ。
 部屋を掃除してまで。
 昔の本を引っ張り出そうとは思っていない。面倒だし。
 それに今日は。
 「急拵えの知識」をヒケラカシたいとも思わない。面倒だし。

 まぁ。
 既存の「世界宗教」ってモンは。
 流石に良く考えられてる。
 そりゃ。
 その時代、その時代の「最高の頭脳集団」が創ったのだもの。
 「粗捜し」しても始まらない。
 そして。
 「何でココまで」ってくらいに、似てる。

 「多神教」と「一神教」が、似てる。って何?
 そう聞かれても
 どうせ上手く伝わらないだろうし、
 ワザワザそのために何十頁も文章を書きたくない。面倒だし。

 宗教・教義の位置付け方法。
 教義の展開の方向性。
 み~んな・・全く同じ。

 「一言」で言うと(暴言すると)。
 「ユダヤ教(一神教)」と「ゾロアスター教(多神教)」が「プロト・タイプ」で
 その他「宗教」は、その「亜流」。
 そんな感じ。
 だから。
 どんな「神さま」も信じちゃやんない。
 宗教家や宗教学者には・・怒られるだろうけれど。

 以前に私は。
 我々は「人と云う種」の「細胞」に過ぎない。
 そう書いた。

 そして今日は。
 その発展系。

 個々の「細胞」や「人」に、生死はあるけれど。
 「種」自身のそれは、限りなく遠い。
 若しくは。
 「生死すらない」と感じられるほど。

 私は。
 未だ「細胞」に聞いたことはない、のだけれど。

 私の「細胞」は。
 自分自身が「生きる目的」を持って活動しているのかしら?
 とても。
 そうは思えない。

 生死の観念すらない。
 そんな気がする。

 一つの「細胞」が分裂して
 コピーとスクラップを繰り返して
 今の私が居る。

 今後も「細胞」が。
 コピーとスクラップを繰り返すうちに
 私は居なくなる。

 そこには。
 「別の個体」を産み出すことが求められるようだけど。
 それは一定量「必要」でも、必ずしも「必然」ではない。
 そんな気がする。

 致死遺伝子。
 彼らの役割って何?

 「個体」が増え過ぎると
 「種の保存」のために、自然に個体数調整が行われる
 レミングの集団自殺。
 余り他に例が認められないので、何処までホントなのかは知らないけれど。
 
 ただ。
 「DNAの設計図」に沿って。
 一定期間を過ぎれば、細胞死が訪れ、「個体」が死ぬ。
 何も「死」だけじゃない。
 我々の「手の指」だってそうなのだから。
 
 先ず。
 「ドラえもんの手」が作られようとするけれど。
 一定間隔で、「致死遺伝子」が発現する。
 すると「一部の細胞」が死に、それが隙間となって「指」となる。
 そんなNHK番組を見た覚えがある。
 
 そして。
 「悪性新生物(癌細胞)」の治療研究では
 「老化」が最後の難関。
 「悪性新生物」の爆発的な増殖は、まるで「生物」の誕生のようなもの。
 それを無理に押さえ込めば、「老化」が起こる(「致死遺伝子」が発現する)。
 何の不思議もない。

 「DNAの設計図」に基づいて。
 次々に「遺伝子」や「致死遺伝子」が現れて。
 私が居て。
 人類が居て。
 生物が居て。
 そして。
 地球が居るのかも知れない。

 そこには。
 「良いこと」も「悪いこと」も
 「意識」も「無意識」も
 「誕生」も「死亡」も
 そんなもの。
 何もなくって、ただ「必然」だけがある。
 
 「我が世を謳歌する」のも
 「世を果敢無んで自殺する」のも。
 元来、意味なんてない。
 ただ「必然」なんじゃないのかしら。

 私は。
 「ジグソーパズル」の1ピース。
 私を作る「細胞」が、そうであるように。
 そして
 66億6千万ピースで作られた「ジグソーパズル」
 それは。
 ドンナ絵柄なんだろう。

 333億ピースが
 次々に「その形」を変え、今に繋がっている。
 その「ジグソーパズル」が完成すれば
 ドンナ絵柄になるんだろう。

 誰が作ってるのかなんて、誰も知らない。
 何時完成するのかも。
 いや完成なんかしないのかも?

 でも。
 出来れば、それを観て見たい。

 それが。
 私の根源の欲望。
 それが。
 私の生きる意味。

 それだけで。
 充分じゃないか。

 それすらも。
 神の仕業にしたいのなら。
 どうぞ。ご勝手に。


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